▼目次
1. 子どもの歯がぐらぐらするのはなぜ?生え変わりの仕組み
2. ぐらぐらの乳歯を抜くタイミングと抜かない方がよい場合
3. 歯医者で行う子どもの歯の抜き方と注意点
4. 愛知県岡崎市の歯医者 岡崎プレシオ歯科・矯正歯科の小児歯科治療
子どもの乳歯がぐらぐらしてくると、「いつ抜けばいいの?」「自然に抜けるのを待つべき?」と迷ってしまう保護者の方は多いのではないでしょうか。特に初めての経験であれば、不安に感じやすいものです。乳歯のぐらつきは成長の一環ですが、無理に抜くと出血や痛み、次に生えてくる永久歯に影響が出ることもあります。今回は、乳歯がぐらぐらしているときの生え変わりの仕組みから、抜くタイミングや注意点、自宅で抜く方法まで、保護者の方が判断しやすいように解説します。
1. 子どもの歯がぐらぐらするのはなぜ?生え変わりの仕組み
乳歯がぐらぐらするのは、永久歯への生え変わりが始まったサインです。成長にともない、顎の中で永久歯が発達し始めると、乳歯の根が少しずつ溶けていき、支えがなくなった歯が自然に揺れ始めます。
①生え変わりの開始時期
一般的に、6歳前後から前歯を中心に乳歯が抜け始めます。これはあくまでも目安であり個人差もありますが、7歳を過ぎても変化が見られない場合には、一度歯医者の受診を検討しましょう。
➁乳歯がぐらつくメカニズム
永久歯は乳歯の下から徐々に上がってくると、乳歯の根は自然と吸収されていきます。この吸収が進むことで歯の固定力が弱まり、揺れが起こるのです。これは自然な現象で、通常は痛みを伴わないことが多いです。
➂生え変わりの順番
下の前歯(下顎中切歯)から始まり、次に上の前歯(上顎中切歯)、その後は奥歯や犬歯へと移行していきます。この順番に大きな乱れがある場合や、ぐらついているのに長期間抜けない場合は、異常が隠れている可能性があります。
乳歯がぐらぐらするのは子どもの成長過程で自然なことですが、経過を見守りつつ、必要に応じて歯医者へ相談することが大切です。
2. ぐらぐらの乳歯を抜くタイミングと抜かない方がよい場合
乳歯を無理に抜くことで、歯ぐきの炎症や痛みが生じることがあります。抜くタイミングは慎重に見極める必要があります。
<抜くタイミング>
①自然に抜けるのを待つのが基本
ぐらぐらしているからといって、すぐに抜くのはおすすめできません。歯がしっかりぐらつき、子ども自身が「痛くない」と感じているときが自然に抜ける目安です。基本的には、自然に抜けるのを待ちます。
②永久歯の位置が確認できる
下から白い歯の頭が見え始めている、または裏側にふくらみが触れるなど、乳歯の根が吸収されて短くなってきたサインがあるときは、抜ける時期が近いと判断できます。
③日常生活で支障やリスクが出ている
食事や歯みがきで引っかかって口内を傷つけやすい、寝ている間の誤飲が心配など、ぐらつきが強くて生活に支障が出る場合は、清潔な環境で短時間に処置するか、歯医者で歯科医師に相談しましょう。
<抜かない方がよいケース>
①永久歯の確認ができない場合
下から永久歯が見えていないのに乳歯が揺れている場合は、抜くと生え変わりに影響することがあります。
②痛みや異常がある場合
強い痛みや腫れがある、または長期間ぐらついても抜けない場合は、歯並びや永久歯の位置に問題がある可能性があります。
乳歯の抜歯は「痛みがなく、しっかりぐらついている」ことが前提であり、判断に迷うときは歯医者に相談することが大切です。
3. 歯医者で行う子どもの歯の抜き方と注意点
子どもの乳歯がなかなか抜けない場合は、歯医者で処置を受けることが望ましいです。ここでは一般的な流れと注意点を整理します。
①事前の診査
レントゲンや視診で、永久歯の位置や乳歯の根の状態を確認します。抜く必要があるかどうかを慎重に判断する大切なステップです。
②麻酔を用いた処置
必要に応じて表面麻酔や局所麻酔を行い、子どもの不快感を和らげながら抜歯を進めます。痛みに対する不安を軽減しすることができます。
③専用器具での抜歯
歯科医師が乳歯の動きを確認しながら、専用の器具を用いて短時間で抜きます。家庭での無理な処置に比べて感染リスクを抑えられます。
④抜歯後の止血とケア
ガーゼをかんで止血し、その後は強いうがいや舌で触る行為を控えるよう指導されます。出血が長引く場合や強い痛みが出る場合は、再度受診が必要です。
⑤家庭での注意点
処置後はしばらく硬い食べ物を避け、清潔を保つことが求められます。必要に応じて抗菌薬や鎮痛薬が処方されることもあります。
子どもの乳歯の抜歯は、歯医者で適切な診断と処置を受けることで、痛みや合併症のリスクを抑えることができます。家庭で無理に行わず、必ず専門の判断を仰ぐことが大切です。
4. 愛知県岡崎市の歯医者 岡崎プレシオ歯科・矯正歯科の小児歯科治療
愛知県岡崎市の歯医者 岡崎プレシオ歯科・矯正歯科の小児歯科では、お子さんの成長段階に応じた的確な診療と予防ケアを大切にしています。
将来を見据えたサポートを通じて、生涯にわたる健康なお口づくりを支援いたします。
《小児歯科の特徴1》成長に合わせた丁寧なサポート
乳歯の時期から永久歯への生え変わりまで、お子さんのお口は成長とともに大きく変化していきます。当院では虫歯予防や治療だけでなく、歯並びや噛み合わせの育成まで、一人ひとりの発育段階に合わせたサポートを行っています。
《小児歯科の特徴2》楽しく通える環境づくり
小さな頃に「歯医者は怖い」と感じてしまうと、大人になっても通院を避けがちになります。当院では恐怖心を和らげる優しい診療を心がけ、キッズコーナー付きのファミリー診療室や無料託児サービスをご用意し、ご家族みんなで安心して通える環境作りを行っています。
《小児歯科の特徴3》将来を見据えた予防ケア
乳歯の健康は、後に生えてくる永久歯やあごの発育にも大きな影響を与えます。フッ素塗布やシーラント、歯磨き指導などの予防ケアを通じて、生涯にわたり虫歯になりにくいお口づくりをサポートします。
岡崎の歯医者 岡崎プレシオ歯科・矯正歯科では、お子さんが将来も健康な歯で過ごせるよう、成長に寄り添った診療と予防に取り組んでいます。
ご家族と一緒に通える小児歯科をお探しの方は、ぜひご相談ください。
まとめ
子どもの歯がぐらぐらすると、保護者としては不安に感じることもありますが、乳歯の生え変わりは成長の自然な過程です。抜くタイミングを見極め、無理に処置しないことが大切です。また、抜けた後のケアや、永久歯の生え方にも注意が必要です。異変を感じたら自己判断せず、歯科医師の診断を受けましょう。
子どもの歯の生え変わりや乳歯の抜き方についてお悩みの方は、愛知県岡崎市の歯医者「岡崎プレシオ歯科・矯正歯科」までお問い合わせ下さい。
監修:岡崎プレシオ歯科・矯正歯科 院長 平田貴大
《略歴》
2011年 愛知学院大学歯学部 卒業
2012年 愛知学院大学歯学部附属病院臨床研修
2013年 愛知学院大学歯学部附属病院臨床研修 修了
2015年 岡崎市内大手医療法人 勤務
2016年 岡崎市内大手医療法人 院長就任
2022年 岡崎プレシオ歯科・矯正歯科 開院
《資格・所属学会》
インビザライン認定ドクター
インコグニート舌側矯正認定ドクター
日本成人矯正歯科学会
国際口腔インプラント学会
日本歯科審美学会(JAED)
日本口腔ケア学会(JSOC)
日本歯科医師会
愛知県歯科医師会
岡崎市歯科医師会